私は小さいころから好奇心旺盛でじっと家にいることが苦手なタイプではありましたが、見た目に反して体が弱く学校を休むことも度々で、風邪をひきやすく喘息があるだけでなく、アトピーにも悩まされていました。

無意識にストレスもためやすく、小学校の頃から肩こりや便秘にも悩まされていました。

一番つらかったのが、中学生から高校生までの学生時代。
勉強、部活、生徒会、習い事、友達とのお付き合いなど。

やりたいことがたくさんあるのに、体調や心のバランスをとるのが難しく、頑張りたいのに学校に行くのがつらくなったり、ストレスや環境の変化でアトピーなど肌荒れが悪化し人の目が気になったり…。

心と身体が密接につながっていると感じたのは、学生時代からだったと思います。

そんな時にたまたま漢方を知り、今まで「症状が出ている＝嫌なこと」と自分の体に不満を持っていたのが、「症状が出ている＝体がサインを送ってくれている」ということに気づきました。

将来自分が何になりたいかと考えた時に、「自分と同じようにつらく思っている人に少しでも寄り添いたい」「力になりたい」と思い、漢方など自然の力を使った療法ができればと思い薬剤師を目指しました。

アロマとの出会いは、大学に入ってから。 当時、雑貨屋やハーブ店で一部置かれていたアロマオイルに興味を持ちました。

香りが健康や美容に役に立つことを知りどんどんのめり込み、大学の卒業研究も「アロマテラピーが体や脳に与える働き」というテーマで取り組みました。

大学卒業後、結婚、妊娠出産、子育てと仕事…と目まぐるしく生活を送っている中で、家族をいつも助けてくれたのが漢方やアロマなど自然療法。

今我が子は、あの頃の自分と同じ中高生になりました。
ちょっとした心や体の不調にも、母として、また薬剤師として関わることができるということはとても幸せに思います。

身体を治すことももちろん大切ですが、自分の体の自然治癒力を高めること、そしてそれを実感し感謝することがどれほど大切かを日々感じています。

人にはそれぞれ、与えられた役割があると思います。

「私たちはもともと自分で治す力を持っている」ということに気付いて頂き、日々頑張っている身体の声に耳を傾けていただき、また元気になれるようにサポートして差し上げることが、私たちの役割だと思っています。