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上海を俯瞰できる、上海タワーにて

上海の町を俯瞰してみました。

上海の近代史を学びながら見ると

陰陽を強く実感することができました。


社長の想い

■上海を俯瞰できるタワーで歴史に触れて 上海レポートその2

2015.02.15


 

佐賀県伊万里市の回生薬局(かいせいやっきょく)です。

東洋哲学のコミュニケーション学を学びに上海に行ってまいりました。

 

私たちは通常上海には福岡空港から行くのですが、飛行時間もわずか1時間半たらずです。

 

本当に近くて身近にアクセスできる上海ですが、こんなに近い国でも国際的な歴史を感じることができる場所です。

 

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 私が「上海」と聞いてまず連想するのが…歴史で学んだ「アヘン戦争」です。


私が尊敬する歴史上の人物、高杉晋作さんも今から約150年前…

1862年に幕府の使節随行員として長崎から渡航されています。

 

そしてアヘンにより清が大きなピンチを迎えている現状や、太平天国の乱を目の当たりにして

 

日本の外交のあり方に大きな影響を受けられたとされています。

 

 

そんな高杉晋作さんに思いを馳せながら、上海の街を俯瞰できる場所に現地在住の方に連れて行っていただきました。

 

 

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上の写真は、浦東新区陸家嘴金融貿易区にある東方明珠電視塔です。

上海タワーとも呼ばれているそうです。


 

とっても特徴的で面白いデザインの塔ですが、まるい球体を一貫するデザインとしているそうで、

明珠(真珠の)をイメージしているそうです。

 

 

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タワーの上部の展望台にのぼると、上海の街並みが360度見渡せます。

 

 

高いところが苦手な私は足がすくんでしまいましたが、透明な床から景色をながめたりもできます。

 

 

案内していただいた方が、「あのあたりがフランス租界ですよ」とか「あのあたりが共同租界です」

 

「あのあたりは、アヘン窟があった場所です」

 

などと場所を指差して説明してくださいました。



みなさまも「租界」のことをご存知かと思いますが

租界とは、清の時代の外国人居留地のことで、アヘン戦争後〜1946年まで不平等条約により中国大陸各地に設けられました。

 

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上の写真は、上海の観光写真などでよく見られる「灘」のあたりの写真です。(もし間違っていたらごめんなさい)

 

 

夜はこれらのビルがライトアップされて、年末のイベントなどでは花火が上がったりして大変綺麗な場所です。

 

 

しかし、これらの壮大で豪華な建造物が立ち並ぶ上海の街が作られてきた背景にはアヘン戦争の歴史があることを

 

地元の有識者の方に教えていただきました。

 

 

清の時代の方々は、アヘンによって壊滅的な打撃を受けました。

 

しかしながら、この「租界」という特殊な地域ができたことで当時の世界各国の諸事情をかかえる方々が

 

上海に入ってくるきっかけともなりました。

 

 

租界では様々な歴史的な場所を見学することもできますが、その中にはユダヤ人や日本人も関わるものもあります。

 

アヘン戦争と文脈的につなげてこれらを見てみると驚くような流れも知る事ができますが、それはまたまた別の投稿にいたします。

 

 

 

アヘン戦争をきっかけとして財を成した方々がこれらの街を作っていったと考えるととても複雑な気持ちになります。

 

 

東洋医学で生薬と触れ合う私たちには、アヘンで築き上げられたとも言えるこの景観を眺めるのに恐ろしさすら感じました。

 

 

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タワーから眺めていた租界周辺のエリアを歩いてみることにしました。


フランス租界の周辺は、本当に欧米に来たかと思うような建造物と風景です。

 

 

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同じデザインの建造物がずらっと立ち並ぶところなどは、ものすごい資本力をもつ方々の所有のものであることがわかります。

 

所有者の名前を聞くと、なるほど…!! と納得できます。

 

 

 

 

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街並みには、高級住宅と、ごく一般的な住居とのコントラストも見て取ることができます。

 

単純に建物の規模を比べるだけでもその差は明らかです。

 

 

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上海を走っている車は、みんな高級ブランドの車です。

地元の方にお話を伺うと、車を購入できる方はすべからくお金持ちの方だからだそうです。

 

 

 

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このあたりの租界には、各国の関係拠点もあちこちに散在しており、それぞれのお国を彷彿とさせる建物が沢山あります。

 

およそ、今まで自分が持っていた中国のイメージとは大きく異なる風景です。


欧米の文化をあまり好まないイメージの中国ですが、この租界地区はものすごく欧米を彷彿とさせる街並みでした。



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東洋哲学において、とても大切な概念の中の一つに 「陰」と「陽」があります。



光 があれば 闇 がある

朝 があれば 夜 がある

男 がいれば 女 もいる

夏 があれば 冬 もある

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このように物事には 陰陽 があって然りで、これらのバランスで物事を見ていくことが大切であるという教えです。

 

今回の租界散策では、こういった陰陽、あるいは表と裏を強く感じました。

 

 物事、一方だけを見ていてはわからないことが沢山あるということ。

 

そんなことを日本にいるときよりもくっきりとしたコントラストで実感させていただけました。

 

ニュースにしても、見たり聞いたりするものも、日本と同じニュースソースであっても、地元の方の見解などを交えて聴かせていただくと、すべて陰陽を感じることができました。

 

すごく近くて、近いけど国際的な歴史や、物事の陰陽を体感できる上海。

社員さんも同行して定期的に学んでいこうと思います。

 

 

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